冬になると寒さのせいで、めっきり遠出しなくなる私。ここんとこ暫くBMWのステアリングを握っていませんでしたが、今日は久しぶりのドライブ。しかし朝、目が覚めて思いついたので、あまり遠くへ行くほどの時間はありません。
それなら軽くドライブがてら昼飯でも食いに行こうかと思い、茨城県にある「道の駅しもつま」を目的地に設定。食事をするだけのためにクルマを走らせる、これぞドラめしの真髄。
「道の駅しもつま」は自宅から一般道でおよそ2時間ほどの距離なので、高速道路を使うほどではありません。かつては有料だった下総利根大橋を越えると、そこは茨城県。このあたりは仕事でも走ることが多いので、勝手知ったる道。だからと言って、いやだからこそ油断は禁物。
事故というものは、慣れや油断から起きるもの。走り慣れた道こそ要注意なのです。
一般道をのんびりとBMWを走らせ、道の駅に到着。「道の駅しもつま」には3軒の食事処があり、今までは「しもん亭」ばかりでした。たまには違うところにしようと思い、今回は「下妻食堂陽陽」の暖簾をくぐります。
時計の針はすでに11時半を過ぎ、もう少しで正午を指す頃。店内にはそれなりに客の姿はありますが、まだ空いている席も充分あります。本当は混雑している時間は避けたいのですが、いまさらどうしようもない。
ヒレカツ定食、ローストポーク丼、もつ煮込み定食、ラーメン類など、どれも旨そう。茨城県の銘柄豚ローズポークを推しているようで、所々にその名が記されています。で、いろいろ悩んだ結果、豚汁定食に決定。
この豚汁定食が期待していた以上の旨さ！具材がたっぷり入っていて、ジャガイモなんかは煮崩れする寸前のトロトロさ。豚肉はローズポークなのでしょうか？柔らかくてとても旨い。豚汁とのことですが、けんちん汁にも似ていて合いの子って雰囲気。
その後、お土産売り場を物色しているとき、注文を受けてからその場で作る生絞りモンブランなるものを発見。妻は気づかずスルーしてしまいましたが、教えると目の色を変えて飛びつきます。相変わらずスイーツには、目がないようで・・。
そこそこの大きさがあるので、二人で半分こ。というか、私は3分の1くらいしか食べてませんが。さすがに出来たてだけあって旨い。スイーツの類いはそれほど興味のない私ですが、これは本当に旨かった。
下妻食堂陽陽にて思いのほか旨い豚汁定食を堪能し、腹も満たされ上機嫌な私。さて、次はどこへ行こうかと思案。ドラめしを食うことだけを考えて出てきたので、この後のことは何も考えていません。そこでふと思いついたのが、茨城空港。特に用事はないが、もしかしたらお土産の類いで珍しいものがあるかも。
どうせアテもないし、とりあえず行ってみようかと。
何年か前にも来たことがあるのですが、ほぼ記憶に残っていません。茨城空港は航空自衛隊百里基地と共用、そのためか駐車場の近くには自衛隊の戦闘機が展示されています。あまり航空機には興味が無いのですが、こうして近くで見ることができると、やはり興味を惹かれるもの。
ここ茨城空港は発着数が多くはありません。ついさっき駐車場から飛行機が飛び立つところが見えたので、少し前にその飛行機が到着したのでしょう。ターミナルの中にはそこそこのお客の姿が確認できました。以前の記憶では閑散として人の気配がなかったのですが、発着のタイミングによるのかな。
せっかくなら飛行機の離着陸が見たい。そう思い発着予定を確認すると、30分後に到着便があるとのこと。もうお土産も物色してしまい、あと30分どうやってヒマを潰そうか・・。とりあえずクルマに戻り時間を潰すことにしたのですが、これが失敗。
そろそろ飛行機が到着する時刻。クルマから降りてターミナルへ向かう途中、建物の向こうに飛行機の垂直尾翼らしきものが見えています。
あれ？さっきまで飛行機、いなかったよな？
なんと！予定時刻より早く到着していたのです。そうだ、飛行機は電車のように時刻に正確ではない、普段興味がないからそんなこと忘れていた。あぁ、着陸するとこ見たかったなぁ・・。
この飛行機が出発するまで、もう少し時間がある。もう日も暮れてきて、さすがにこれ以上待ってられないので大人しく帰るしかありません。成田や羽田みたく次から次へと飛来するならともかく、少ない機会をマヌケにも逃してしまうとは。う～ん、残念。
しかし、これでひとつ覚えました。飛行機は時間どおりに来ないと。
あとはもう自宅へ帰るだけ。近くのインターから高速に乗って、さっさと帰りましょう。今回は近場を散歩程度にBMWを走らせただけ。できることなら本格的に遠出がしたいところですが、山間部はまだまだ路面状況が不安。それになにより仕事が忙しく、それどころではなかったのも事実。
それでも徐々に春めいてきた今日この頃、もう少しで思う存分クルマを走らせる季節がやってくるのです。これからどこへ行こうか、考えるだけでも楽しくてしかたがない。
