車両エレクトロニクスシャットダウン時のエラー

車両エレクトロニクスシャットダウン時のエラー

エンジンを始動すると見慣れぬエラーが

ある休日の朝、BMW 320d に乗ろうとエンジンを始動したところ、警告音とともに見たことのないエラーが表示されています。その内容は、車両エレクトロニクスシャットダウン時のエラーにより、停車中の消費電力が増大しているとのこと。

この内容から想像できることは、停車中になにかの電子機器が通常より電力を消費している、もしくは単純にバッテリーが弱っているか。繰り返し発生するときはディーラーで点検を受けろとあるので、暫く様子を見ることにします。コンピュータはなにかの拍子にエラーを吐き出すことは、ときどきあるものです。

エンジンを再始動

コンピュータがエラーを出したときは、Windowsよろしく再起動をまず試す。これ基本中の基本。と言うわけでエンジンを再始動してみますが、同じエラーは出てきません。何度やっても結果は同じ。

たまたま機嫌が悪かったのだろうか?再現できない以上、どうしようもない。とりあず一旦忘れることにして、そのまま放置。その日は外出先で、エンジン停止⇒再始動を繰り返しても異常はありません。

エラー再び

暫くしてクルマを動かそうとエンジンを始動したところ、再びシャットダウンエラーの表示が。忘れた頃にまた出るとは・・。以前と同じでエンジンの再始動ではエラーは出ず。

しかしその後クルマを動かすことなく1ヶ月ほどたったとき、再びエラーが。しかもエンジン始動のとき、セルモーターの動きが明らかに弱い。通常であれば1ヶ月程度では、ここまでバッテリーは弱らないはず。明らかに何か異常があり、バッテリーに余計な負担が掛かっているようです。

何かしらの異常が発生しているであろうことが確認できた以上、このまま放置するわけにはいきません。

ディーラーで点検

バッテリーが弱ってる?

ディーラーに症状を伝え点検を依頼したところ、バッテリーの電圧が少々下がり気味だと。もしかしてバッテリーがお疲れで電圧低下を起こしたため、エラーを吐き出した?その可能性も考えられる・・。あと半年もすれば車検、どうせそのときには交換しようと思っていたので、ちと早いがバッテリーを交換してみることにします。

その後しばらく様子を見ることに。しかし残念なことに、再び同じエラーが出てしまいました。ということは原因はバッテリーではないと。やはり電装系になにかトラブルがあるのか・・。

ドライブレコーダーが壊れてる?

別件でディーラーへ行ったときセールスマンが一言、「ドライブレコーダー壊れてませんか?」と。なぜいきなりそんなことを聞くのか尋ねると、外から見たときドラレコ本体にインジケーター的なランプが光るんだとか。

そんなこと今までぜんぜん気が付きませんでしたが、確認するとたしかに光が見えない。そもそも考えてみれば、エンジンを始動したとき「録画を開始します」と喋るのですが、最近それを聞いた記憶がありません。

それから確認のため本体を操作したのですが、ウンともスンとも言わず沈黙を守り続けるドラレコ。こりゃ完全に壊れてる・・。まぁでも壊れて動かないならコイツは関係ないか、このときはそう思っていました。

原因判明

なんて壊れ方するんだ

ある晩のこと。リアガラスに何か光のようなものが見えています。プライバシーガラスなので夜は真っ黒に見えるため、どこかの光が反射しているのかも。そう思い近づいてみますが、外からの反射ではないようです。

車内から確認すると、ドライブレコーダーのリアカメラが光を発していることが確認できました。なんだこれ?こんなところが光るのか、知らなかった。ってか、エンジンが停止しているのになんで光る!!

おそらく作動中のインジケーターなのでしょうが、そもそも駐車中に光ってはいけません。駐車監視モードはOFFになっているはずだし。まさかと思いディーラーへ連絡し再度点検してもらうと、原因が判明。

ドライブレコーダーの電源がきちんと切れず、駐車中も電力を消費し続けていたと判明。作動しないのに電力だけ消費するとか、とんでもない壊れ方しやがって。

その後

結局、ぶっ壊れていたドライブレコーダーを交換しました。その後しばらく様子を見ましたが、同じエラーは確認できていません。セールスマンの話では、純正のドライブレコーダーは壊れやすいらしいので、同じような現象があったときは疑ってみても良いかも知れません。