BMW M340iの慣らし運転を兼ねて会津高原へ

M340i

BMW G20 M340i
BMW G20 M340i
BMW G20 M340i

新たな相棒 BMW G20 M340i のステアリングを握り、東北自動車道を北へ。西那須野塩原ICで高速道路に別れを告げ、国道400号へとシフト。ここから更に北、山の中へと向かって伸びる国道400号をトレース。

今回は納車されたばかりのBMW M340i を慣らし運転がてら、会津高原までちょいと軽く走らせてきました。

空を見上げると雨こそ降ってはいないものの、お世辞にも良い天気とは言いがたい。しかしクルマを走らせるには、日差しが眩しくもなく良い条件と言えるだろう。特に慣れないクルマのステアリングを握っているときは。

BMW M340i はマイナーチェンジ後のいわゆる後期型、基本的には以前と同じクルマのグレード違いでしかない。しかしそれでもエンジン特性などはかなり違っているので、クルマはもとよりドライバーにも慣らしが必要なのです。取扱説明書によると2,000km程度は慣らし運転をしろとのことなので、人もクルマも慣れるまでノンビリと走ることにしましょう。

最近のクルマは慣らしは不要との声も聞きますが、新しいクルマに慣れるまでの儀式として、行っておいて損はないのである。

道の駅たじま
道の駅たじまで買ったキーマカレー

国道400号を行くと国道121号と重なり、そのまた少し先に道の駅があるのでそこへ向かいます。春になり雪が溶け、しかしまだ夏ではない。時期的に中途半端なのでしょうか、とにかく交通量が少なく快適。おかげで慣れない M340i のドライビングにちょうど良い。

そして「道の駅たじま」に到着するも、想像以上に人がいません。雪のある時期に来ることはないので冬の状況は知りませんが、それ以外の季節ではそれなりに混雑しているのが通常。やはりいつもと違う時期に来ると、新鮮な感じがしますね。

お土産売り場へ行ってみても、当然ですが閑散としています。そこで見つけたのが「道の駅たじま」のオリジナル商品、レトルトのキーマカレー。味の方は定かではありませんが、なんとなく気になったので購入。

再び M340i のエンジンに火を入れるのですが、始動時の排気音がなかなか良い。文章で表現することが難しいのですが、なんと言うかその気にさせると言うか、とにかくお気に入り。

BMW G20 M340i
BMW G20 M340i

道の駅たじまを後にし北へと向かい、国道352号を左へ折れるBMW。このあたりから会津高原と呼ばれるエリアになるようですが、山ばかりでちっとも高原らしくない。それもそのはず、観光開発のために名付けられただけで、本来であれば高原と呼ぶべきエリアではないのです。が、そんなことは知ったこっちゃありません。走って楽しけりゃ、それで良し。

BMW M340i には可変ダンパーである、アダプティブMサスペンションが標準で装備されています。コンフォートモードとスポーツモードの2通りのセッティングができ、普通に走る分にはコンフォートにしておくと乗り心地が良くていい。Mスポーツ標準のサスペンションは固めで、路面のギャップを拾いまくりでした。まぁ、固めのサスは嫌いではないのですが、同乗者がどう思うかは・・。それでもフワフワしている訳ではありません。クラウンのようなクルマに比べると、これでも充分に固いと言えるかも。

しかしワインディングを駆け上がろうとすると、少々腰砕けな感じがしなくもない。まだ大した距離を走っていないし、ましてやワインディングなんてほんの少しだけ。結論付けるにはちと早いが、いまのところの感想はそんな感じ。

道の駅番屋

会津高原エリアでお気に入りの「道の駅番屋」で本日のドラめし、昼食とします。こぢんまりとした道の駅で売店の規模も小さく、土産物もあまり置いてない。しかし蕎麦がとにかく旨い、天ぷらも旨い、それに餃子を合わせるともう最高!何度食ってもやはり旨い。好みの差こそあれ、蕎麦が好きならきっと旨いと感じるはず。ぜひ一度ご賞味あれ。

そして蕎麦を堪能した後は、蕎麦の実クランチチョコレート。こいつは甘さ控えめ、サクサク食感、食後だと言うのにいくらでも食べられてしまう。南会津限定とのことなので、このエリアであれば他でも売ってるかもしれません。これも見つけたら食ってみ、旨いから。

BMW G20 M340i
BMW G20 M340i

旨い天ぷら蕎麦とクランチチョコで腹を満たし、BMW M340i の慣らし運転を続けるために走り出します。 道の駅から国道352号⇒国道401号⇒国道289号と結び、会津高原をぐるりと一周するコース。今まで何度も走った勝手知ったる道を、新たな相棒BMW M340i と対話しながらのドライブ。

ここまで数100約kmをドライブして、車体サイズなど取り回しに関しては違和感がありません。所詮マイナーチェンジなのでそのあたりに関しては、以前の感覚のままで問題なし。しかしクルマの心臓たるエンジンが全くの別物。慣らし運転中であるため4,500回転をリミットに、少しずつ感覚を養っていきます。このクルマからの手応えを感じながら走ることこそ、クルマとの対話。

国道289号は駒止トンネルに向かって高度を上げていくのですが、これを一気に駆け上がるとすげぇ気持ちいい。エンジン回転を控えめでこれなのだから、上まで回したらどれほどの官能が待っているのだろうか。

BMW G20 M340i
M340i

そろそろ会津高原に別れを告げ、国道400号⇒県道32号で北上。ここもまた走り慣れたコースにして、お気に入りでもあります。なんと言っても交通量が非常に少なく適度なワインディング、クルマを走らせることが好きならば、誰でも気に入るに違いありません。

東京では桜が咲き乱れていますが、このエリアの春はまだ先のよう。山肌には雪が残り気温も低めで、まるで季節が逆戻りしたように感じられます。厳しい冬を越え、これから会津エリアは走りの季節、クルマやオートバイが増えて来ます。道路に雪がなくクルマの少ない今こそが、もっとも走りを楽しめるのか知れません。

このあと会津坂下ICから磐越自動車道へ入り、自宅へと到着した頃のオドメーターは885kmを指していました。慣らし運転が終了する2000kmまで、あっという間に行きそうです。

ドライブDATA
【実走日】2024年4月6日(土)
【走行距離】621.6km
【ドラめし】天ざる蕎麦(道の駅番屋