
デアゴスティーニ・フェラーリGTコレクションの第4弾は、イタリア語で赤い頭という意味のフェラーリ・テスタロッサ。エンジンのヘッドカバーが赤く塗装されていたことが、その車名の由来とされています。
前回のエンツォはなぜか黒でしたが、今回のテスタロッサはイメージ通りの赤。内装はベージュで、ダッシュボードやステアリングが塗り分けられています。






よくある黒一色の内装と違いベージュだと良く見えますね。実車の内装は黒以外考えられないのですが、ベージュやホワイトの内装は高級車って感じがしてミニカーであればいいかも。
良く見るとバックミラーが運転席側にしか付いていません。これは不良品という訳ではなく、テスタロッサの初期型は実車もこの状態でした。当時のイタリアは、これでも公道を走ることができたのですね。日本国内では当時からアウトですが。
法律上良いとか悪いとかよりミラーが片側だけって、カッコ悪いと思わなかったのでしょうか?しかも取り付け場所が、Aピラーの真ん中あたりという変な位置。デザイン的にバランスが悪いと思います。

比較のために並べたTLV-NEOのテスタロッサは後期型。こちらはドラミラーが両側にあり、取り付け位置もAピラーの根本に移動しています。世に出回るミニカーは、こちらの方が多いのではないでしょうか。そして内装はブラック、並べてみるとベージュの方が鑑賞しやすいことが明らか。
全体的なシルエットはTLV-NEOの方がシャープな印象を受けますが、ヘッドライト周辺のモールドが甘め。

上がデアゴスティーニ、下がTLV-NEOです。サイドビューで比較してみると、TLV-NEOはちょっとタイヤとフェンダーアーチの隙間が気になります。また、ホイールがデアゴはセンターロックでTLV-NEOは5穴と、細かいところですが忠実に再現されています。
やはり横から見ても、TLV-NEOの方がシャープな作りであることが分かります。サイドウィンドウも、デアゴスティーニは向こう側が歪んで見えているのも、品質の差か。
デアゴスティーニ・フェラーリGTコレクションを手にしてきて、気になったのはその重量。TLV-NEOと比較すると明らかに軽い。重さを量った訳ではないので、どちらが普通なのかは分かりませんが。
【スケール】1/64 ダイキャストモデル
【購入価格】5,990円(税込)※エンツォ・フェラーリとテスタロッサの2台セット