10月も終わりを迎える頃のこと。なぜか無性にモツ煮が食いたくなり、気が付くと常磐自動車道を北へとBMWを走らせている自分がいます。秋はいわゆる行楽シーズンなので、これから行楽地へ向かうと思しきクルマで交通量は多め。でもクルーズコントロールをセットし半自動運転で走ることでストレスとも無縁。そして日立中央ICで高速道路とはサヨナラです。
ここ茨城北部は私の好きなエリアで以前は良く来ていたのですが、最近はすっかり足が遠のいていました。最後に来たのはいつだろう、良く覚えていません。距離的には近所なんですけどねぇ。そんなことを考えながら県道36号から、グリーンふるさとラインへシフト。大雨による被害でしょうか、県道36号線ではところどころ崖崩れによる交互通行が行われていました。
グリーンふるさとラインにはそのような場所はなく、また交通量も非常に少なくて思う存分BMWを走らせることができる状況。ドラビングパフォーマンスをスポーツモードに切り替え、アクセルレスポンスが良くなるともう堪らん!ガンガンにアクセルを積みつけ、BMWのドライビングを存分に楽しむことが快感です。
国道461号沿いに位置する花貫物産センター、ここでは食事もできて農産物の販売もされている。駐車場にトイレも完備で、休憩場所としても打って付け。道の駅ではありませんが、道の駅っぽい施設。ここへ立ち寄った理由は休憩もありますが、買いたいものがあるのです。それは揚げパンと舞茸おこわ。
物産センターらしく、地元の方が作った手作り商品が数多く売られているので。どれもこれも非常に美味しいのですが、個人的に気に入っているのが「揚げパン」と「おこわ」です。一度食って以来忘れることができず、来るたびに購入しています。
お目当てのものを購入し花貫物産センターを後にしたBMWは、国道461号をそのままトレース。この先は適度なワインディングですが、交通量が非常に少ないため気持ちよく走ることができるコース。でもこの付近にはもっと交通量の少ないルートがあるのですが、目的地まで遠回りになってしまうため、今回は素直に国道を行くことにします。走って楽しい道がたくさんあるのが、茨城北部の魅力なんですよねぇ。
そしてようやく辿り着いたのは、県境を越え福島県へ入ってすぐの道の駅はなわ。ここのモツ煮定食を食いたくてBMWを走らせてきたのです。このモツ煮定食は、モツが非常に柔らかくて変な臭みもない、世間にはマズいモツ煮がゴロゴロしていますが、これは何度もでも食べたくなるほど旨い。高速道路をぶっ飛ばして来るだけの価値がありますよこれ。
お目当てのモツ煮を食って満足したあとは、せっかくなので山の中でBMWを走らせましょうか。そう考え市街地から山の中へと向かうと雨が降り出し・・・たと思ったとたんに土砂降り。雨の中でクルマを走らせることが嫌いな私。そのためBMWで濡れた路面を走ることは少なく、ましてやワインディングなどほぼありません。
意図することなく雨のワインディングをドライブすることになりましたが、改めてBMWの四輪駆動システム「X Drive」の良さを再確認することができました。通常ウェットコンディションではタイヤのグリップが甘くなり、ステアリングフィールも悪くなります。
S14シルビア、S15シルビア、R34スカイライン、E46M3、BMW F30と後輪駆動車を乗り継いできましたが、どれもこれも濡れた路面は得意ではありませんでした。かつて嗜んでいたサーキット走行ではそれが顕著に現れ、雨の日はたやすくスピンしたものです。しかしこの「X Drive」という四輪駆動は濡れた路面でも安定感が抜群で、コーナーリングでの不安感がまるでありません。
ドライコンディションでのコーナリングで安定感があることは充分に承知してしました。しかし雨のドライブは避けていたため、ここまでのものとは気が付きませんでした。でもやっぱり雨は嫌い・・・。
次に訪れたのは「里美かかし祭」の会場。このかかし祭は以前にも来たことがあるのですが、毎年開催されているのでしょうか。道の駅モツ煮・・もとい道の駅はなわへ向かう途中に見かけたので、やってきたしだい。過去に訪れたときと同じく、様々なかかしがところ狭しと並んでいます。
中には笑いを誘う微妙で面白いものもありますが、「志村けんのひとみ婆ちゃん」などは良く特徴を捉えていると思います。特に目を引いたのがガンダム。これはエアリアルってやつでしょうか?アニメを見ていないので詳しくないのですが、その存在感は半端ではありません。
様々なかかしが展示され、時間を忘れて楽しむことができるお祭りです。いつも狙って行く訳ではないのですが、やはり見かけると寄りたくなるのです。近くを通ったら寄ってみて、きっと楽しいから。
【走行距離】523.2km
【ドラめし】モツ煮定食(道の駅はなわ)