【旧Blog】会津高原と小さな尾瀬

BMW F30 320d

この記事は旧ブログからの転載です

この記事は個人的な備忘録として、旧ブログの記事を転載したものです。
記事の内容は2017年9月10日のこと。

西那須野塩原ICを降りると、目の前を走るのは国道400号。
その国道400号は千本松牧場の前を通るのですが、まだ営業時間前のためか駐車場には殆ど車がいません。それどころか、交通量が多いはずの国道ですらガラガラ。
いつもより早めに自宅を出発したおかげで、とにかく快適にここまで来る事ができたのは予想の通り。

国道400号は道の駅を過ぎたあたりから、山間部へと突入し高度を上げて行きます。
過去に幾度となく走ったこのルート、観光地だけあってもう少し時間が遅くなると、交通量が増えて流れが悪くなるのが常。やはり混雑することが分かっている場所は、早い時間に抜けてしまうに限ると改めて痛感。

番屋の蕎麦
行者にんにく餃子

本日、最初の目的地は国道352号沿いにある、道の駅番屋。
ここを最初の目的地として設定した理由は、食堂で蕎麦と餃子を喰らうため。少し前に福島県内の道の駅ガイドを購入したのですが、それになにやら旨そうな蕎麦と餃子が載っていました。写真を見ていてどうしても食いたくなったので、来てみた次第。

食堂へと向かい取りあえずメニューを開きますが、オーダーするものは「ざる蕎麦大盛り」と、「行者ニンニク入り餃子」と決めています。蕎麦と餃子の組み合わせは初めてなのですが、参考にした本によると、蕎麦と餃子を一緒に食いたいと記載されています。

果たして蕎麦と餃子は合うのだろうか・・・・・?少しばかり心配でしたが、それは杞憂というものでした。この餃子の具は肉より野菜がメインなので、蕎麦と合わせても違和感なくいけます。
この辺りは蕎麦の産地のようで、大変旨い蕎麦を食うことができました。

BMW F30 320d

旨い蕎麦と餃子で腹を満たした後は、飯豊檜枝岐大規模林道へと向かうことにします。この大規模林道へは以前も来たことがあるのですが、私の記憶では交通量ゼロの快走路。人気のない山奥を全線2車線、完全舗装の立派な道路が貫いています。
今回も私の記憶に違わぬ快走ぶりで、数台の車とすれ違っただけ。寧ろ対向車が来たという事実だけで、交通量が多いと錯覚してしまうほど。

BMW 320d のドライビングパフォーマンスコントロールをスポーツモードに。
通常はコンフォートモードなのですが、スポーツモードにすることによって、エンジンのレスポンスが格段に良くなります。
更にシフトノブを横に倒しマニュアルモードにすると、自動変速しなくなるため、思うようにドライブすることができるようになるのです。

コーナー手前で左のパドルを引けば、ブリッピングしつつシフトダウン。回転を保ったままコーナーを抜け、右のパドルを引きシフトアップ。変速も素早く、マニュアル車ほどではありませんが、十分ドライビングを楽しむことができます。

この大規模林道は大型観光バスでも通れるような設計なのか、タイトなコーナーもなく道幅も十分。ところどころ元気のある草木が道路に飛び出ていますが、気になることと言えばそれくらい。特に景色が良い場所がある訳でもなく、駐車スペースが用意されている訳でもない。ただ単に走り抜けるだけしか用のない道ですが、私にとってはそれこそが大事なのです。

飯豊檜枝岐大規模林道を堪能し尽くし、次に向かうは道の駅 尾瀬檜枝岐。
8月30日にオープンしたばかりのおニューな道の駅。
どんなところか寄ってみましたが、以前からある施設を道の駅としてリニューアルしただけらしく、特に変わったものはありません。お食事処があることは確認したので、そのうち折を見て食事にでも来てみようかと思います。

道の駅から数キロ先へ行くと、「ミニ尾瀬公園」なるものがあります。ここは尾瀬の自然を気軽に体験できる公園として、整備されたのだとか。
ちなみに入場料が必要なのですが、4月~8月は500円で9月~11月は200円と季節によって変動します。この料金を見る限りでは、4月~8月が良い時期ということでしょうか。

尾瀬の自然を体験できると考えるとミニサイズかも知れませんが、園内を普通に歩くとそれなりの時間を要します。じっくり自然を観察しながら歩けば、いくら時間があっても足りないくらい。
特に印象に残ったのは川の水がとても綺麗だった事と、そこを泳いでいる魚が旨・・・・いや、生き生きとしていたこと。

半袖シャツ一枚で過ごすのにちょうど良い気温、湿度も低く時折気持ちの良い風が吹いてくる。園内のカフェテラスで飲んだコーヒーは、尾瀬の自然水を使っているそうで、とてものどごしが良い。時の流れが遅くなったかのように感じるこの時間、とても贅沢な時間を過ごしているなと感じずにはいられません。

BMW F30 320d

この時点で時計の針は、まだ13時過ぎを指しています。
このまま真っ直ぐ自宅へ向かってもいいのですが、これだけの晴天でちょっと勿体ない。
特に目的地はないので、少しだけ遠回りしてから自宅へ向かうことにしましょうか。ミニ尾瀬公園から国道352号、国道401号、国道289号と結び、国道400号を目指します。

このあたり一帯を会津高原と称しているようですが、一般的な高原のイメージとはだいぶ違います。
標高は高いのかも知れませんが、まわりを山に囲まれそこを縫うように走る国道、どこへ行っても見渡す限り山ばかり。
高原とは標高の高い平地を指すはずですが、平らな場所など見当たりません。

それでも信号がほとんど無いうえに交通量も非常に少ないので、ドライブコースとしては打って付け。
車から降りてみても湿度が低く、まったく不快さはありません。
そう何度も訪れた訳ではありませんが、個人的にはこのエリアは私のお気に入りとなっています。

再び国道401号を短く経由し県道32号へとシフト。
もともと交通量が少ないエリアですが、県道32号は輪を掛けて車の姿が見当たりません。
集落に近く田畑のある景色と思えば、人里を離れ山しかない、あるいは渓流沿いを走り、スノーシェッドの途中から右折など。
ただボンヤリと走っているとなんとも思いませんが、以外と景色の変化があって楽しいルート。
ただし、拡幅工事は行われていたものの、まだ一部に狭隘路が残っていたので、それには注意が必要です。

BMW F30 320d

このまま県道32号を行くと国道252号へと出るのですが、その少し前で広域農道「会津パールライン」へと向かいます。
こちらも予想通りの快適さですが、それ以上に周辺の稲穂が印象に残っています。
もう少しすれば稲刈りの時期が来るのでしょう、稲穂が頭を垂れ金色の絨毯まであと一歩。
恐らく次に来たときは稲刈りは終わってしまっているでしょうが、いやはや美しい景色です。

さて、もういい加減に帰路に付かねばなりません。
この先に磐越自動車道 新鶴スマートICがあるので、ここから一気に自宅を目指し本日のドライブは終了となります。