常磐自動車道 四倉PAで食った刺身定食が旨かったことを思い出し、再び食ってやろうとM340I を走らせていると友部JCT手前で渋滞発生。この付近は時々走りますが、これほどの交通量はないのが常。事故でもあったのかと考えていると、思い至ることがひとつ。ひたち海浜公園のネモフィラが咲き乱れていると最近聞いた記憶が。そこへ向かうクルマか・・・。
渋滞とは言え、数kmの僅かな距離。暫く我慢し通過すると、そこから先はいつも通りの快適さ。そのまま順調にM340i を走らせ、四倉パーキングエリアに到着。以前食った刺身定食は上り線、今到着したのは下り線側。ここは上下線ともに、一般道から利用できるウォークインゲートが用意されているのですが今日は本線から。
まずは下り線のメニューを確認し、必要とあらば一般道から上り線側を利用する算段。そして旨そうなメニューを発見、その名も炙り豚バラチャーシュー麺。刺身定食もありますが、これも旨そうなのでこれに決まり。
その結果は大正解!炙り豚バラチャーシューは絶品、メンマも極太なのに柔らか、野菜もたっぷりのってスゲぇ旨い。なんでもベスト3に入るほどの人気メニューだそうで、非常に満足度の高い逸品です。
旨いラーメンに舌鼓を打ったのち、いわき四倉ICでアウト。阿武隈山地を南北に走る国道399号線へ出ると、一気に交通量が激減。それでいて綺麗に整備されているのだから、堪りません。更に適度なワインディングでもあるので、M340i を走らせると楽しくて仕方ない。なぜこうも地方というのは良い道が多いのだろうか、羨ましいくらいです。
このルートは何年か前にも走ったことがあるのですが、そのときは窮屈な峠があったと記憶しています。しかし今回は、開通間もないと思われるトンネルでぶち抜かれていました。そう言えば以前その峠を走ったとき、大型ダンプが多かった記憶が。今思えばトンネル工事をしていたのでしょう。古い峠が姿を消すのは、寂しいものです。
それにしてもこの国道、どこまで走ってもクルマの姿が殆どありません。いくらなんでも交通量が少なすぎやしませんかねぇ。そのクルマのいない国道は、緑溢れる山々を縫うようにして北へと伸びていく。山は緑に覆われ周囲に咲き乱れる花、大自然に囲まれクルマを走らせることは、この上ない喜び。
快適極まりない国道399号ですがこのままトレースを続けていたら、山形県まで行ってしまいます。さすがにそこまでは付き合いきれません。途中で国道114号に折れ、「道の駅なみえ」に向かいます。
浪江町と聞いて思い出すのは原発事故。当時はこの周辺が進入禁止となっていましたが、現在はほぼ自由に走ることができます。しかし所々で帰還困難区域の看板を見るたび、その時の傷はまだ癒えていないのだと再認識させられます。
東日本大震災からほどない頃に相馬まで仕事で来たことがあるのですが、そのときは津波による傷跡が生々しかったことを覚えています。そこからだいぶ復興も進んだようで、地元の人たちには感服するばかり。「道の駅なみえ」は、2020年8月に復興のシンボルとして開業したとのこと。週末ということもあり、非常に混雑していて活気がありました。
ここから先は、道の駅なみえ⇒道の駅相馬⇒道の駅までい館と買い物ツアー。いくつかのお土産を購入し帰路に就くのですが、近くの常磐道ではなく東北道へと向かいます。その理由は帰りの道すがら、安積PAでドラ飯を食おうと考えたから。以前そこへ立ち寄ったとき、旨そうなメニューがいくつかあることを確認しています。
ことのき食ったのは、国産黒毛和牛切り落とし定食。満足できる逸品でした。
【走行距離】685.5km
【ドラめし】炙り豚バラチャーシュー麺(常磐自動車道 四倉PA下り線)
【ドラめし】国産黒毛和牛切り落とし定食(東北自動車道 安積PA上り線)