この記事は旧ブログからの転載です
この記事は個人的な備忘録として、旧ブログの記事を転載したものです。
2017年6月17日に書いていますので、記事内の情報は当時のものなのでご注意を。
関東も梅雨入りしたのはいいけれど、いまいち梅雨らしい天気にはなりません。
過ごしやすいのはいいのですが、このままだと夏に水不足とならないか心配です。
それはさておき、チキンソースカツ丼を食べたくなりました。
道の駅を紹介した本に、「道の駅しもごう」でチキンソースカツ丼がオススメとの記載があり、見ているうちにどうしても食いたくなってしまいました。
食いたくなったのなら行くしかありません。「道の駅しもごう」は福島県、自宅から目的地までたかだか200km程度なので、すぐ近所です。
迷うことなく東北自動車道へ飛び乗り、北上するBMW 320d 。
最近降った僅かな雨のせいで、美しいエストリルブルーの車体は少々汚れ気味。
洗ったところでまた雨が降るかと思うと、洗車をする気が起きないのがこの時期毎度のこと。
それにしてもどうしたことか、東北自動車道を走る車の数が少ない気がします。
アクティブクルーズコントロールで楽ちんドライブはいつものことですが、明らかにいつもよりペースが速い。
こんな日は覆面パトカーが跳梁跋扈している可能性もありますので、安全運転を心がけましょう。
調子に乗って反則金を上納するなんて馬鹿馬鹿しいことになると、楽しいドライブも台無しです。
順調快調に走り、白河ICまで来たところで東北自動車道にサヨウナラ。
ここから先は一般道、国道289号を下郷方面へと向かうことになります。
国道289号は白河から下郷へと至る国道で、途中 甲子山をブチ抜く長いトンネルがあり、そこを抜けると福島県下郷町。
山に囲まれた美しい景色、こんな大自然の中に住んでみたいとうっかり口走ってしまい、助手席の妻から飛んでくるのは否定の言葉。
どうせ都会育ちの俺には、田舎暮らしはできませんよ。
そんなことぐらい分かっています。
だからこそ憧れるんですけどね。
甲子トンネルを抜け、少し走ると「道の駅しもごう」が見えてきます。
休日なので混雑しているかと思いきや、意外な程に人が少なく拍子抜け。
基本 人混みが嫌いな性分なので、空いているのは歓迎です。
BMW 320d を停めると食堂へと直行します。
メニューを開き、お目当ての「チキンソースカツ丼」を・・・・・・・、見当たりませんね?
参考にした情報誌は一年以上前に購入したもの。どうやら情報が古かったらしく、今はもうメニューにないようです。
ん~残念。
残念がってみたところでメニューが増えるわけでもないので、代わりにソースカツ丼をオーダー。
会津地方でよく見かけるこのソースカツ丼。
ソースがたっぷりのため、味が濃いんじゃねぇ?と思いたくなりますが、そんなことはまったくもってありません。
ちょっと甘めのソースがキャベツとごはんにからみ、なかなか良い仕事をしています。
肉も柔らかく、変な脂もなくて食べやすい。
腹が減っていたせいもありますが、ガツガツと一気に完食。
妻が食べ終わるのを待ってから、食後のデザートとして手作りプリンを追加でオーダー。
このプリンもまた絶品で、自信を持ってお勧めできる逸品ですよ。
さて、チキンソースカツ丼がなくなっていたのは残念ですが、普通のソースカツ丼でも十分に満足できました。
満腹になった腹をさすりながら、BMW 320d は国道289号を再び走り始めます。
国道289号は急激な下り坂、シフトダウンしてエンジンブレーキを効かせますが、重力に対してまったく歯が立たずBMW 320d は加速を止めません。ここはかなり強烈な勾配ですが、ここから見える景色もなかなかのもの。
どこまでも続く青い空、いくつも連なる山々、思わずカメラを向けたくなるなりますが、運転中にそんなことしたら事故のもと。ドライビングに集中します。
そしてその先は、国道121号へ行くのが普通なのでしょうが、へそ曲がりの私は平行する県道347号へ。
集落の中を抜けるように走る県道は、BMWの持ち味である「駆け抜ける喜び」を感じるには不向きですが、地元の雰囲気を感じながらのんびり走るのもドライブの楽しみのひとつ。
そんな集落の中で見つけたのが、「塔のへつり」の案内版。
そう言えばこのエリアを走っていると、時々見かけることがあり、以前からちょっと気になっていました。
そんな訳で「塔のへつり」に向かってGO!
案内版に従って少しばかり走ると、駐車場が点在し観光地な雰囲気の場所へとやってきました。
適当な駐車場に BMW 320d を停め、ここからは歩いて向かった「塔のへつり」は、いわゆる断崖。
「へつり」とは会津の方言で川に迫った断崖のことらしく、まさに悠久の時を経て浸食された「へつり」がその姿を現しました。
断崖へ突き出た展望台から下を覗くと、吸い込まれそうな感覚に襲われ恐怖に足が竦みます。
十分に恐怖を味わい震え上がったあとは、国道118号を経由し県道235号へBMW 320d を走らせます。
県道235号は真っ直ぐ北上し、猪苗代湖近くへ抜ける県道。
なにかの拍子に気になって以来、一度走って見たいと思っていたので今回トライすることにしました。
国道118号から左へ折れると消えかかってはいるものの、センターラインのある2車線路。
思ったより良い道だと思ったのもつかの間、あっという間に狭くなってしまいます。
が!しかし!通り抜けができることは、グーグル先生に伺って確認済みなので、狭かろうがそのままGO!
そして暫し走ったのち後悔。
狭いのは覚悟していましたが、想像以上の隘路で車一台分の道幅しかありません。
おまけに曲がりくねって、対向車の存在を確認するのに難儀します。
しかも狭いだけならともかく、鬱蒼とした森の中を走っているので、見るべき景色もまったくなし。
こんな道に対向車など来ないだろうとタカを括っていましたが、なんと二台も来てしまい進路を譲って貰う始末。
地元民でもないのに、こんなところに入り込んで申し訳ないです・・・・・。
結局、苦労するだけで大して面白くもない道だったので、おそらくもう二度と走ることはないでしょう。
そして国道294号へ出ると、ここはいつも会津へ向かう時に走る国道。
20年近くも通い続けたいつもの景色を見て一安心。
一安心は良いのですが、先ほどの県道235号が想像していたのと違い、不完全燃焼もいいところ。
このままではフラストレーション溜まりまくりなので、完全燃焼のため背炙高原を目指します。
国道294号から県道374号へ折れると、一気に交通量が減りマイペースに。
ここは背炙山を越え会津若松市内へと抜けるルートで、一部狭い箇所はあるものの、全体的に楽しい峠道。
コーナーを抜けアクセルを開けると、背中から巨大な手で押されるように加速する BMW 320d。
攻めるような速度でコーナーを抜ける訳ではないのですが、この時感じるビッグトルクがディーゼルエンジンの魅力なのです。
この感覚を味わいたくて、峠道を選んで走っているようなもの。病み付きになります。
背炙山を越え会津若松市内へと入ると、次に向かうは妻の希望で「アイス牧場」
今まで数え切れない程食ってるのに、よく飽きないものだと感心します。
まぁ、私一人だけドライブを楽しんでも申し訳ないので、妻の希望を叶えてあげるとしますか。
いつもなら「べこの乳ソフトクリーム」なのですが、たまには「コーヒー特急ソフトクリーム」にしてみます。
「べこの乳」も濃厚で美味しいのですが、コーヒー味も負けていません。
どちらがいいかは好みによるでしょうが、甲乙付けがたいソフトクリームなので、ぜひ試してみて下さい。
さて、本日のドライブはここまで。
最寄りの「新鶴スマートIC」から磐越自動車道へ入り、そのまま帰路につきました。