米沢牛にタクアンチョコと熊汁

BMW G20 320d

朝日も昇らぬ早朝 吐く息は真っ白だが、日が昇ればきっと暖かくなるはず。そう信じてBMW 320d のエンジンに火を入れ、東北自動車道を北へと向かうのです。
さすがに早朝では走るクルマなどいない・・・といいたのですが、思った以上にクルマが多い。それでも渋滞するほどではないので、快調に北上を続けることができました。

ひたすら北上を続け、福島JCTから東北中央自動車道へとシフト。長いトンネルを抜けて米沢盆地へ至ると、なんと視界は真っ白け。空から舞い落ちる白い雪・・・じゃなくて霧です霧。幸いなことに運転に支障があるレベルではないので、安全運転で米沢中央ICまで行き、そこでアウト。

で、目の前にあるのが「道の駅 米沢」、最初の目的地です。

道の駅 米沢

道の駅 米沢

時計の針は午前9時頃を指しています。さすがに時間が早いためか、駐車場はガラガラ。お目当てのフードコートは10時開店、まだ時間に余裕があるので駐車場で待機することにします。

クルマから降りてみると、覚悟していたとは言えそれは震えるほどの寒さ。ただでさえ東北は寒いのに、濃霧に遮られ太陽の光が届かないとあっては、強烈な寒さも致し方ない。

米沢牛の赤身ステーキ重

いよいよ開店時間の10時となりました。開店直前には何人か待っている人の姿もありましたが、席数を考えれば微々たるもの。オープンと同時に「牛どんぶり亭」の食券を購入。

米沢牛の赤身ステーキ重

オーダーしたのは「米沢牛の赤身ステーキ重」で、過去に何度か食べたことがありますが、これが旨いんです。
ミディアムレアに焼かれた米沢牛は、柔らかくて肉の味が良くわかります。ちょっと値は張るけど、食べてみる価値は十分にありますよ。

米沢牛の握り

米沢牛の握り

赤身ステーキ重を食ったあと、追加でオーダーしたのが米沢牛の握り。メニューには、米沢牛の寿司盛り合わせって書いてあったかも。
赤身ステーキ重も旨いのですが、これはさらに上をいく旨さ。2貫で900円もするが、こいつは食っておくべき逸品。

お客様感謝の日抽選会

抽選会

旨い米沢牛で腹を満たし周囲を見渡すと、なにやら抽選会らしき催しが?なんでも道の駅で食事や買い物をしたレシートが抽選券になるらしく、せっかくなので運試しとばかりに挑戦してみました。
結果は感謝賞、つまりハズレ。でもジュースなどの景品を貰えたので、良しとしましょう。まぁ、福引などで良いものが当たった例しなどありませんが。

米沢から新潟方面へ

旨い飯を食い、運試しでハズレを引き、次は新潟方面へ行こうかと思います。米沢から新潟方面へ抜けるには、国道113号を行くのが定石。というより他に道がありません。ただ、この国道って退屈なんですよね。

タクアンのチョコレート?

「道の駅 米沢」から国道113号へは市街地を抜けるしかないので、ナビの誘導に任せることにします。ちょうど良いところに「道の駅 いいで」があるので、そこを目的地にセットし、あとはナビ任せ。

タクアンのチョコ

「道の駅 いいで」は何度か訪れていますが、混雑しているイメージしかありません。案の定、今日も駐車場は混雑していました。しかし、駐車するのに困るほどではなく、適当なスペースにクルマを停め、店内へと向かいます。
店内を物色していて目に付いたのが、

タクアンのチョコレート。

・・・タクアン?

そう、タクアンのチョコレートです。物珍しがって購入してみたのですが、正直微妙な味。口の中でタクアンとチョコレートがケンカしてるような感じで、不味くはないのですが、私の好みでもありません。
ただ、妻は美味しいと言っていたので、女性は好きなのかも?

ダムカードゲットだぜ!

「道の駅 いいで」を後にしたBMW 320d は、国道113号を新潟方面へと向かいます。しかし走りやすいが単調で退屈な国道、おまけに山形と新潟を結ぶまともな道が他にないため、比較的交通量が多くトラックも多い。

いかん!このままでは眠くなってしまう。

そのとき目の前に現れた案内板には、左へ折れると横川ダムと。ダムは基本的に山の中にあるので、ここを折れると楽しい道だったはず。以前も行ったことがあるはずだが、よく覚えていない。とりあえず退屈しのぎに横川ダムへと舵を切り、一旦 国道から逸れることにしました。

横川ダム
横川ダム
ダムカード

国道113号を左へ折れると、センターラインのある2車線路。そこから2㎞ほど走ったところにあるのが横川ダム。
ダム自体には特に興味ありませんが、資料館があるようなのでちょっと寄り道。入り口で名前や住所などの記載を要求されましたが、コロナ禍の状況では仕方ありません。素直に記入し、代わりにダムカードをGet!

ダムカードの存在は以前から知っていましたが、現物を見たのはこれが初めて。裏にはダムのデータなどが書いてありますが、ダムマニアは喜ぶのでしょうか?記念に一枚くらい持っていても良いかと思うので、大事にしまっておきましょう。

さらにタイミングの良いことに、放流を行っていました。ダムの放流というのはなかなか迫力がありまして、何度も見たことはあるのですが、今回も思わず見入ってしまいました。

熊汁ってなんだ!?

熊汁
熊汁

横川ダムを後にして、県道8号経由で再び国道113号へ戻ります。そこから新潟方面へ走ると「道の駅 白い森おぐに」があるので、ここでも寄り道。
駐車場は満車ではないものの、それなりに混雑して賑わっているようです。目立つところにテントを張って、なにかやっているようなので覗いてみたところ、あまり見慣れない単語が見えました。

熊汁!?

一見豚汁かなにかに見えますが、地元の熊肉を使っているみたい。これは試してみない手はありません。汁はちょっと薄味ですが、大根などの具は味がしみて旨い。上に乗ってる緑はホウレン草に見えますが、これはニラです。

で、肝心の熊肉ですが、なんというか獣の肉って感じがしました。残念ながら私の表現力では、他にうまい表現が思いつきません。

次に機会があったら、熊肉抜きでいいかな。

通れねぇじゃねぇか

通行止め

その後も国道113号を西へと向かい、そして国道290号線を左へ折れることにします。そこから少し走ったところで、県道494号へシフト。
国道290号線も悪くないのですが、それと平行するように走るルートが私のお気に入り。

が、なんと途中で通行止め!
崖崩れがあったようで、通せんぼされています。

仕方ないので、一旦国道290号へ迂回し、県道53号を経由してもとのルートに復帰するしかありません。自然災害は誰のせいでもないので仕方ありませんが、早く復旧してくれ!次に来るときは、通れるようになっていることを期待します。

BMW 320d

そろそろ日が落ちて徐々に暗くなり始める頃。本当はこのまま突き進み、国道49号まで行きたかったのですが、無理をしないで撤収することに決定。
そうなるとルートを考えるのも面倒なので、あとはカーナビまかせで帰るだけ。

お疲れ様でした。