かつての愛車 BMW E46M3との邂逅

E46M3

かつての愛車E46型M3は、私が始めてステアリングを握ったBMW。駆け抜ける喜びを教えてくれたのもE46型M3でした。2013年6月末に中古で購入し、その時の走行距離は45,000kmほどだったことを覚えています。

そもそもM3を購入するきっかけになったのか、それまで10年以上も乗っていたS15シルビアを手放したこと。もともとS15シルビアはサーキットを走るために購入したのです。チューニングを施し、富士スピードウェイ・筑波サーキット・ツインリンクもてぎ・仙台ハイランド等々、いろいろなサーキットを走りました。

サーキットではエンジンをブローさせ、ミッションも載せ替え、すり減らしたタイヤにブレーキパッドは数知れず。グリップ走行からドリフトまでこなし、本格的なスポーツ走行のイロハを教えてくれた車でした。相当な愛着があったシルビアですが、徐々にサーキットへ行く機会が減り、ついにはまったく行くことはなくなってしまいました。

そうなると必然的にシルビアのステアリングを握る機会も減ってしまい、あるとき思い切って手放したのです。

しかし手放したはいいが、やはり趣味のクルマがないのは寂しいもの。このとき日常の足として、ATのER34スカイラインも所有していました。今思えばそれだって充分に趣味に走ったクルマでしたが、そうではなく非日常のクルマが欲しかったのです。

なにか良いクルマはないだろうかと思っているとき、路上で見かけて気になったのがBMW。このときまでBMWには、まったくと言っていいほど興味がなかったので、グレードや年式など良く分かりません。ネット検索などで調べてみると、どうやらE46型というBMW 3シリーズのよう。

さらに調べを進めていくと、同じ3シリーズでも纏う雰囲気の異なるグレードの存在に気が付きました。ボンネットにはパワーバルジ、前後のブリスターフェンダー、4本出しのマフラーと明らかに存在感が違います。それがM3であることに気が付くのに、そう時間はかかりませんでした。

こうなるともうM3が気になってしかたありません。M3の詳細を知るために連日ネット検索、知れば知るほど欲しくなるM3。しかしこの時点で販売が終了して7年も経過しています。当然 中古で探すことになりますが、程度の良いタマが残っているかどうか・・。

自宅からそう遠くないところにBMWの中古車センターがあるので、そこへ行って話しだけでも聞いてこようかと思い足を運びます。ここのようにディーラー系列の中古車屋では、程度の良い車両しか扱わないのが一般的。そのため、モデルチェンジから年月を経過したE46型M3が置いてあるなどとは微塵も思っていません。が、いざ行っていると入口の目立つ場所に置いてあるではないですか!

E46M3

早速セールスマンの方に話を聞いてみると、それは右ハンドル、SMGⅡ、チタンシルバーとほぼ私の希望通りの一台です。探し始めていきなり希望の一台に巡り会えるとは、まさに僥倖。そして試乗もOKだと言うのです。

試乗はしたものの、その時間はせいぜい5分程度。これでは正直たいした事は分かりません。しかしこのとき私はすでに、M3の魅力に取り憑かれていました。しかし衝動買いしていい値段ではありません。頭を冷やし冷静になるため、この日はおとなしく帰ることにします。

セールスマンの方は「すぐに売れてしまいますよ」と言って脅かしてきますが、そうなったときは縁が無かったとして諦めます。

そして一週間経ってもM3に対する気持ちは変わりません。しかし今まで輸入車を購入したことがないので、少々不安があったのも事実。なにせ国産車と違って故障が多いとは良く聞く話し。それでも結局、M3に対する情熱が上回ったようで購入を決心。

「もし故障ばかりするようならすぐに手放しても構わない、それも経験のうち」

そう考え契約書にサインしたのですが、結果的にM3の購入は大正解。多少のトラブルはあったものの、それ以上にBMWというクルマの魅力を教えてくれたのがM3でした。

すでに手放してしまって手元にはないM3ですが、今でもどこかで元気に走っていることを願います。