
フェラーリ社の創業者エンツォ・フェラーリには、若くして亡くなった息子がいた。その名をアルフレード・フェラーリ、愛称をディーノという。
そのアルフレードが開発に携わっていたV型6気筒エンジンを搭載したクルマ、フェラーリ社にとって初めてのV6エンジン搭載車。V型12気筒エンジン搭載の既存車種と区別するため、新たにディーノのブランドが与えられたという。
こういうバックストーリーのあるクルマって、なんとなく惹かれるものがあります。






フェラーリのイメージカラーは赤。いわゆるロッソコルサというやつですが、このディーノ246GTSは鮮やかな黄色。どうせなら赤にすればと思うのですが、なぜ黄色を選ぶのか。
テスタロッサと一緒で、運転席側にしかバックミラーが装備されていないことが確認できます。やっぱり両側にあった方が、バランスが良くてカッコイイのにと思います。それにしてもこのクルマ、恐竜か爬虫類に見えるのは気のせいでしょうか?

ディーノ246GTSはタルガトップのため、車内が良く観察できます。ステアリング周りからメーター類まで、細かく再現されているのは大したもの。ちなみにタルガトップとう呼称は良く聞きますが、ポルシェの登録商標です。そのため他のメーカーは、タルガトップと称することはできないのです。


低い視点から見ても、そのスタイリングは見事。テールランプなんて、いかにもクラシックカーという雰囲気が最高です。ただ左側のリアバンパーが、ちゃんと水平になっていないのはいただけない。
どうもこのあたりの品質は、イマイチな気がしますね。価格を考えれば十分なのかも知れませんが、同じスケールで展開しているトミーテックのTLV-NEOと比較してしまいがち。このフェラーリGTコレクション、始めはTLV-NEOと大きな違いはないと思っていましたが、新たなモデルが送られてくるたびに違いを感じるようになりました。
今後どのような車種が来るのか、全てのラインナップが公表されている訳ではありません。ある意味それも楽しみではあるので、今後も定期購読か解約せずに続けるつもりです。
【スケール】1/64 ダイキャストモデル
【購入価格】5,990円(税込)※ディーノ246GTSと296GTBの2台セット