飛騨まで日帰り弾丸ドライブを強行した帰り道のこと。中央自動車道を東京方面へBMWを走らせているとき、早めの夕食を採ってしまおうと恵那峡サービスエリアに立ち寄りました。ここはフードコートはもとより、レストランもある本格的なサービスエリア。
ここなら何か食えるだろうと考えたのが、大正解。
まずはフードコートを覗いてみましたが、このときは食べたいと思えるものはなし。それ以前に、夕食には少し早めの時間だったのですが、中学生と思しき団体さんが賑やかに食事をしています。みんなジャージ姿のところを見ると、スポーツ大会かなにかの帰りの雰囲気。元気なのはよろしいが、私は賑やかなところで食事をするのがあまり好きではありません。
さっさとフードコートから退散し向かうはレストラン。中を覗くとこちらは客の姿は少なく静かなもの。入口に置いてあるメニューを開きページをめくっていく。いくつかのページをめくったそのとき、強烈に興味を惹かれる料理が。
その名は鶏ちゃん定食。
それは岐阜県の郷土料理。醤油や味噌をベースとしたタレに漬けた鶏肉を、野菜と一緒に焼くシンプルな料理。そして地域やお店によって味が千差万別と聞きます。一度食ってから、すっかりお気に入りになってしまったこの料理。今日はこいつでシメといきますか。
目の前に提供された鶏ちゃん定食、熱々に熱された鉄板の上で旨そうな音を奏でています。鼻腔をくすぐる匂いが空腹に堪らない。しかし以前食べたものと決定的に違うのは、ニンニクの匂いがしないこと。ニンニク大好きな私にとってはちと残念ですが、とにかく食べてみることに。
醤油と味噌をベースとしているであろうタレが肉や野菜に良く絡み、ますます食欲を刺激してくれます。鶏肉は少々小ぶりで、もう少し大きく切ってくれると嬉しいかな。しかし鶏ちゃんの旨さの前ではそれは些細なこと。鉄板から取りあげ白飯にのせて食べると旨さ倍増。箸が進むこと間違いなし。
やっぱり鶏ちゃんは旨かった。でも値段は高速道路価格なので、ちょっと高いかも・・。
【営業時間】11:00~21:00
【訪問日】2022年10月14日(金)
【値段】1,310円(税込)