この記事は旧ブログからの転載です
この記事は個人的な備忘録として旧ブログの記事を転載したもので、2017年5月4日執筆です。
2017年GWツーリング3日目。
天気予報によると、どうやら本日は晴天に恵まれそうです。
まずは早朝の浦富海岸へ行ってみることにしましょう。
時計の針はまだ午前7時を指している程度で、海岸沿いには殆ど人影はなく、たまに見かけるのは釣り人か漁師と思われる人達のみ。
漁師さん達が朝早くから沖へ出て漁をしてくれるおかげで、我々は都会に居ながらにして旨い魚を食うことができるのです。
そう考えると見ず知らずの漁師さん達に、感謝の念しか浮かんできません。
静かな浦富海岸を暫し散策した後、BMW 320dのステアリングを握り、鳥取砂丘へ向かうことにします。
砂丘へ向かいはしますが砂丘なんぞに用はなく、目的の場所は土産物屋の砂丘会館。
県道319号を西へ向かうBMW 320d、鳥取砂丘の駐車場が見えてくると、すでに停まっている車の姿がチラホラ・・・・どころではありません。
まだ満車ではないようですが、すでに道路には駐車場に入りたい車の列ができています。
朝の早い時間に来れば空いているだろうと思ったのですが、どうやら考えが甘かったようです。
砂丘自体は以前も来ているのでどうでもいいのですが、どうしてもここの土産物屋に寄りたい。
どえらい混雑の駐車場でどうにか空きスペースを見つけ、クルマを停めることに成功。
なんでこんなにしてまで土産物屋を目当てに来たかといいますと、以前ここで購入した「あごだしラーメン」が絶品だったので、ぜひ今回も買って帰りたかったのです。
この混雑ぶりを目にしたときはどうしようかと思いましたが、なんとか無事に買えて一安心。
さて、そろそろ小腹が空いてきたようで、せっかくなのでなにか食べましょうか。
どうせならなにか地元の味でも・・・・お?「あごカツバーガー」なんてものがありますよ?
ここで言う「あご」とは、いわゆるトビウオのことなので、「トビウオカツバーガー」ってことになります。
とりあえず1個購入し試してみることにします。先述のあごだしラーメンは絶品で、かつて足繁く通った地元のラーメン屋にあった「あごラーメン」も絶品でした。そう!あごと聞いては期待せずにはいられないのです。
期待に胸を弾ませ、いざ実食!
はい、可もなく不可もなく。
とくに不満はないのですが、取り立てて旨い訳でもない。
一度食えば満足です。
次は妻の希望でJR津山駅近くの、「津山まなびの鉄道館」へと向かうことにします。
基本的に国道53号をトレースしていけば問題なく行けるはずなので、そのルートをチョイス。
きれいに整備された2車線国道、ツーリングマップルに記述があるように、信号も少なくハイペース・・・・・・いや、ハイペースすぎやしませんか?
地元の車がとにかく速いこと速いこと、せっかく遠方へ来たのでのんびり走りたいのですが、流れを乱す訳にもいかずペースを合わせて走らざるを得ません。
どうにも他車のペースで走らされるのは面白くないうえに、自分のペースでないので疲れます。
適当に広いところを見つけて止まってしまい、後続車をやり過ごすことにします。
この国道、単に移動するだけなら早くていいかも知れませんが、のんびり旅気分を味わいたいならお勧めしません。
再び走り出した後も後続車が来る度に地元のペースに合わせざるを得ず、せわしないまま目的地の「津山まなびの鉄道館」へ到着してしまいます。
ここには今となっては珍しい「扇形機関車庫」と、機関車の向きを変える転車台があるので、それを見に来たのです。
入場料300円を支払い中へ入ると、さすが大型連休真っ只中、家族連れでごった返してえらい混みよう。
人混みの向こうに見える「扇形機関車庫」は歴史を感じさせてくれ、その目の前には転車台が。
この転車台とは機関車の向きを変えるいわゆるターンテーブルのことで、今となってはあまり見ることのない設備。
いまどきの電車は、前も後もないことがほとんどなので、そりゃ転車台なんて必要なくなりますって。
その転車台に車両が乗せられているのでもしやと思ったら、転車台を動かすデモをやってくれるとのこと。
デモ開始まで約10分、どうやらいいタイミングで来られたみたい。
暑いくらいの日差しで、できれば日陰に入って見学できたらと思ったのですが、考えることは皆同じ。
少ない日陰はすでに陣取られ、転車台デモが終わるまでは諦めてお天道様と格闘です。
いざその時間が来ると、蒸気機関車D51 通称デゴイチの汽笛を合図に転車台が回り始めました。
ってこの汽笛がまたデカイ音で、近くにいた子供が驚いて泣き出してしまいました。
転車台のデモ、要はクルクル回すだけと言ってしまえばそのとおりですが、滅多に見ることができないので案外面白い。
普段鉄道にはあまり興味がないのですが、こんなイベントもたまにはいいですね。
転車台クルクルを眺めたあと、県道56号→県道65号で北上することに。
県道56号は一部狭い箇所はあるものの、ほぼ2車線で交通量も少なく走りやすい道。
そして県道65号も同じような道が続き、このまま快適ドライブができるかと思いきや、峠越えに入った途端隘路へと変貌。
離合困難どころか車一台が通るのがやっとの狭さで、つづら折りの峠はイン側の駆動輪が空転するほどの急勾配。
先ほどまでの快適さがウソのような険道ぶりを発揮する65号線。
もうここは二度と通りたくないというのが、正直な感想です。
やっとこさ峠を越え国道482号へ出ると一安心。
ここまで来れば離合困難な隘路もないし、快適なクルージングで北を目指してBMW 320dを走らせます。
そして次の目的地である、「道の駅 燕趙園」に到着。
「道の駅 燕趙園」は、まるで中国にでも来てしまったかと錯覚するような建物で、とても道の駅とは思えぬ造り。
道路を挟んで反対側に、入場料が必要なテーマパークのようなものがあり、「中国庭園 燕趙園」なのです。
鳥取県と中国河北省の友好のシンボルとして建設されたそうで、ここで使われているものは設計から資材の調達・加工まで中国で行われ、現地で仮組みした上で日本へ運び、中国人の技術者の下、建設したとのことでまさに本物です。
入場料は大人500円なので、一見の価値ありです。
時計の針を確認すると、もういい時間です。
今夜の宿は昨夜と同じホテルなので、このまま鳥取駅近くまでナビの誘導で移動します。
今夜もゆっくりと体を休めましょう。