いつまでも収まらない残暑にいい加減うんざりですが、そんなことに負けず能登半島・氷見を目指してBMWは雨の上信越道を爆走。埼玉・群馬・長野と駆け抜け、新潟県まで来たところで鳴き始める腹の虫。自宅を出る前に、予め買っておいたオニギリを一個食っただけ。そりゃ腹も減るに決まってます。
何か食えるだろうと思い滑り込んだのは妙高SA。サービスエリアを名乗っていますがたいした施設もなく、ちょっとした売店とフードコートのみ。で、そのフードコートの入口には推し丼なるフェアの看板が置いてあり、ここでは妻有【つまり】ポークのスタミナ丼がオススメのもよう。よし!そいつを食って見よう。
カウンター越しに食券を渡して待つこと暫し。その間、厨房の様子を伺っていると、どうやら同じ人が売店のレジと両方に対応しているようです。売店のレジからベルが鳴ると走っていき、そして戻ってまた調理。う~ん・・大変そうだ。それでも特に待たされることもなく、料理が提供されました。あっちもこっちもお疲れ様です。
さて、オーダーした妻有ポークのスタミナ丼ですが、コクのある醤油タレとニンニクの芽が食欲を刺激して旨いの一言。あまり好きではないゴマは余計に感じましたが、これは好みの問題。さらにフェア中ということで、100円のお買い物券をもらいました。なんか得した気分です。
上越JCTから北陸自動車道へシフトし、富山方面を目指して走り続けるBMW。天気予報では新潟方面は晴れているはずだったのですが、雨・雨・雨といい加減うんざり。もっとも、今日はあちこち走り回るつもりなどなく、宿泊先での食事が目当てなので天気など関係ないのですが。
15時過ぎという一番乗りに近い時間にチェックインし、部屋でコーヒーでも飲みながら身体を休めましょうか。なんというか何もせず、ただただゆっくりするのは贅沢な時間の使い方と思いますね。夕食の時間は18時からなので、まだ暫く余裕があります。それまでツーリングマップルを開き明日のドライブコースを検討。
夕食の時間になったので施設内の食事処へ移動すると、そこは半個室のような作りになっていて、ゆっくりと食事を楽しむことができそうです。予約してある夕食は、季節ごとの山の幸・海の幸を楽しめる旬菜コース。出された食材の全てが美味しくて、これのために高速道路をぶっ飛ばしてまで来た甲斐があったというもの。ボリューム充分でヘルシーな夕食でした。
翌朝はホテルのバイキング朝食でたらふく食って腹を満たし、部屋でまったりと休んでからチェックアウト。今回のツーリングは一泊だけで、本日は自宅へ帰らなくてはなりません。かといってこのまま直帰することなど、まったくもって微塵も考えていません。よってチェックアウト後に更に北上し、能登島を目指すことにします。
県道47号能登島大橋を渡って能登島へ上陸。数年前に来たときは大型連休だったこともあり、大渋滞で大変な思いをした記憶があります。しかし今回は連休でもなく時間も早いため、能登島大橋を颯爽と駆け抜けることができました。この橋は海に架かっているため大変に景色が良く、まるで海の上を走っているかのような錯覚さえも。
県道47号は海沿いを走り対岸に火力発電所を望みつつ、北へと延びています。そしてその先にあるのが、とりあえずの目的地として定めた「道の駅のとじま」です。
この時はまだ営業時間前だったのですが、旨そうな海鮮丼を食わしてくれそうなお店があって、えらく気になりますね。営業開始まで30分程度なので待てないことありませんが、なにせ朝メシをたらふく食ってきたばかり。残念なことにお腹に隙間がありません。
昨夜の夕食も海の幸を堪能したばかりですが、それでも旨そうに見えてしまいます。なぜって?だって、開店準備に目の前で新鮮な魚を捌いているところを見せつけられたら、誰だって食いたくなるでしょうよ。次は朝食をほどほどにして、ここで海の幸を食らってみると心に誓いました。
旨そうな海の幸に後ろ髪引かれる思いで走り出し、能登島を後にするBMW。「道の駅のとじま」からトレースした県道257号は軽いワインディング、右に左に横Gを楽しみながらBMWをドライブしていると、木々の隙間からときおり見える海がなんとも言えず良い雰囲気。もっと能登島を走り回りたかったのですが、時間がそれを許してくれません。
名残惜しいのですが能登島はこのくらいにして、次へ向かうとしましょうか。「ツインブリッジのと」を渡り能登島から脱出、そのまま道なりに行くと「道の駅なかじまロマン峠」があるので、そこへピットイン。
「道の駅なかじまロマン峠」はかなり小さな道の駅。駐車場もそれほど広くないし、建物だって小さめです。しかし中へ入ってみると、まるでビュッフェのような雰囲気で料理が並んでいるではないですか。パック寿司もあるのですが、これもなんか旨そうに見えます。奥に食堂もあり、どうやらこちらで購入した寿司などもそこで食べることができるみたい。
せっかくなので何か食って見ようと思い、ごはん、寿司、イカリング、白エビのかき揚げをチョイス。会計を済まし食堂のテーブルへ。どれもこれも旨いぞ!特にイカリングが柔らかいのが印象的で、新鮮であることが窺えます。
次の目的地は少々距離があるので高速道路での移動となり、黒部ICまで北陸自動車道を爆走。そして黒部川を遡るように、山間部を目指しこれまた爆走。すぐ近くには有名な「宇奈月温泉」がありますが、そんなものは見えないとばかり目もくれずに通過。
途中まで一緒に走ってきたクルマは宇奈月温泉へと行ってしまったようで、周囲にクルマの姿はなくいつの間にかBMWの単独走行。温泉街を過ぎてどこへ行くのかというと、このまま行き止まりまで突き進んだところの宇奈月湖。
別になにがあるわけでもないのですが、以前ネットでドライブコースを調べていたときに宇奈月湖の写真を見つけ、いつか行ってみようと思っただけ。で、始めてその宇奈月湖へ来たのですが、なんか水の色が変???濁っているというか、なんというか・・。
もっとこうエメラルドグリーンな感じを期待していたのですが・・・。いや、写真では間違いなくエメラルドな緑だったのに、なぜ?雄大な山に囲まれた景色は素晴らしかったので来た甲斐はあったのですが、湖の色だけがちょっと残念。
ちなみに駐車場の周辺には、野生のサルが我が物顔で闊歩していました。人が近くにいるのに怖くないのでしょうかね?間違ってもエサなど与えてはいけません。
あとは自宅へと向かうだけなのですが帰り道の途中、寄りたいところがあるのでちょっと遠回りですが、関越自動車道周りのルートを撮りました。
寄りたいところというのは塩沢石打サービスエリアなのです。ここで「温泉卵と豚キムチ丼」を食いたかったのです。以前あった豚キムチ丼に温泉卵が乗っただけでしょうが、推し丼フェアなるもので期間限定らしいのです。それを食わずには帰れまい、ということで遠回りしてまで来たわけです。
こいつでスタミナ付けて、あとは自宅まで一気に帰るとしましょうか。
【走行距離】1128.1km
【ドラめし】妻有ポークのスタミナ丼(妙高高原SA)
【ドラめし】温泉卵と豚キムチ丼(塩沢石打SA上り)