ありすポークのカツサンド【道の駅種山ヶ原】

冷たい雨が降りしきる中、休憩のために立ち寄った道の駅。駐車場には数台のクルマが停まっていますが、人の気配がなく寂しい雰囲気が漂っています。良く言えば静かで落ち着いた雰囲気、まぁ嫌いではありません。

土産物を物色したあと、特に腹が減ってる訳でもないが興味本位で食堂のメニューを確認。すると非常に気になるものがひとつ、それは1日限定30食のカツサンド。おまけに賞味期限30分だと！さらに土日限定と。

厳選された素材のみ使用とか、売切御免とか、気になる文言が羅列されています。こうなるともう気になって仕方がない、食わずに立ち去れるかってんだ！しかしこのとき時計の針が指すのは、すでに15時。限定30食が残っているかどうか・・。

意を決して店員さんに訪ねると、まだあると。ここでも日頃の行いの良さが出ました。そして迷うことなくオーダー。15分ほど待たされるようですが、待ちますともそれくらい。

そしてついに私の手元に届いたカツサンド。しかしこいつはテイクアウト商品のため、食堂で食ってはいけないとのこと。おそらく消費税の関係でそうなのでしょうが、店員さんに文句を言うのは筋違いか。

移動していざ開けてみると、大きなカツとたっぷりのキャベツが挟まったサンドが3つ。とにもかくにも食ってみる。がぶりと一口いった次の瞬間、全身に走る衝撃。驚くほど柔らかい肉、しかしそれでいて肉としての歯ごたえもある。たっぷりのソースと大量のキャベツがカツを引き立てる名脇役となり、その旨さが倍増。こうなるともう止まらない。さらに肉の脂身も甘みのようなものがあり、とても旨い。牛でも豚でも脂身があまり得意でない私でも、旨い旨すぎると叫びたくなるほど。

あまりの旨さにガッつくように食べ、あっという間に完食。腹は減ってなかったはずなのに、いくらでも食えそう。これは今まで食ったカツサンドの中では、ぶっちぎりで旨い。これはまた食いたい、絶対食いに来る。