さのや特製らーめん&ミニねぎ飯【佐野SA下り線】

野暮用で北関東へ向かう途中、久方ぶりに東北自動車道 佐野SAで昼のドラめしを食ってきました。この日の佐野SAはいつもよりクルマの数が少なくガラガラ。当然フードコートにもお客の姿はない。これなら落ち着いて食事ができますな。

さて、何を食おうかと券売機の近くに置いてある、巨大なメニューとにらめっこ。ここは栃木佐野、それならやっぱり佐野らーめんか。では特製佐野らーめんと、サイドメニューのミニねぎ飯に決まり。

そして券売機で食券を・・って、あれ?「特製佐野らーめん」が見当たらない。代わりに「さのや特製らーめん」があるのですが・・。見た感じ同じようなので、同じものと見なすことにします。

ここのフードコートは自動オーダーで、食券を購入するだけで厨房にオーダーが入る仕様。なのでそのまま空いている席に着き、あとは呼ばれるのを待つだけ。その待つあいだ食券を眺めていて、あることに気が付きました。

佐野SAの食券

この2つ、出てくる店が違ってるじゃねぇか。別々に受け取りに行くのか・・。と、そんなことを考えていると、先にミニねぎ飯の番号が呼ばれ席に戻ったところで、らーめんの番号が呼ばれました。結果、トレーとお箸が2セット・・。箸はともかくトレーは2枚も必要ないので、重ねてしまいましょう。いや、箸もいらんか。

目の前に供された佐野らーめんは、チャーシューが3枚、ワンタン、味玉、メンマ、なると、ホウレン草、いろいろな具材がのっていて贅沢な感じがするのは、さすが特製といったところ。

しかしここでひとつの疑問が湧いてくる。これは佐野らーめんなのだろうか?それらしい中太ちぢれ麺なのだが、佐野らーめんらしからぬコシがある。私の知る佐野らーめんは、もっとヤワでブチブチ切れやすい麺だったはず。これはイメージ的に喜多方ラーメンに近いと感じるのだが・・いや、まぁ、旨いからいいんだけど。

私の知る佐野らーめんとは少しばかり違うようだが、旨いので良しとしよう。いや、むしろこの方が私の好みですらある。中太ちぢれ麺にはスープが良く絡み、大判チャーシューは柔らかく、極太メンマも存在感がある。味玉は良くある半分ではなく、まるまる一個。”の”の字のナルトはどこか懐かしく、いろいろな具材のおかげで満足度の高い一品。

らーめんだけでは足りないと思い、一緒にオーダーしたミニねぎ飯がまた絶品。荒く刻んだチャーシュー、黒コショウとゴマ油のタレがとても良い。特にこの特製ダレが良い仕事をしていて、チャーシュー、白飯、白髪ねぎのすべての旨さがブーストアップ。

らーめんのお供にサイドメニューを追加したはずが、どちらが主役か分からなくなるほど。とにかくタレの旨さで食欲のリミッターが外れてしまい、もう箸が止まりません。ぜひ一度、食べてみて頂きたい、いや食ってみろ。

できることならミニサイズだけでなく、一人前のレギュラーサイズもメニューに追加してほしい。

ドラめしDATA
【所在地】東北自動車道 佐野SA下り線
【訪問日】2025年1月29日(水)
【値段】さのや特製らーめん:1,300円(税込)
【値段】ミニねぎ飯:550円(税込)