道の駅厳美渓のレストランで食ったチャーシュー麺。黄金こめ豚というブランド豚を使用しているそうで、土日限定とのこと。一度食ったら忘れられない絶品チャーシュー、備忘録としてここに記す。
国の名勝 天然記念物・厳美渓、その名を冠する道の駅がある。天気の良い週末だったせいか、とにかく人・人・人の大混雑。どこからこんなに人間が湧いてくるのかと思うほどでしたが、幸いなことに食堂はまだすいています。
そもそも食事のために立ち寄ったので、真っ先に向かうは食堂。メニューには旨そうなものが並んでいますが、そこでひときわ目を引くものが。それは黄金こめ豚のチャーシューを使用した、土日限定のチャーシュー麺。
そんな豚は聞いたこともないけども、限定となれば話は別。ましてやこんな遠方へは、そう簡単には来られません。よってこいつに決定。もうひとつサイドメニューとして、ねぎ飯(小)も一緒にオーダー。
ほどなくして提供されたそれは、目の前で旨そうに湯気を立てています。まずはスープを一口、シンプルな醤油味で麺は比較的細目。可も無く不可も無くといったところですが、ある意味シンプルなラーメンで安心できるとも言えるでしょう。そしていざ、チャーシューを口へと運ぶ時がやってきました。
見せてもらおうか、黄金こめ豚の実力とやらを。
このラーメンの主役とも呼ぶべきそのチャーシューは、ひとくち頬張るとその旨さに驚愕。非常に柔らかいのだが、適度に歯ごたえもある。特筆すべきは脂身にほんのり存在する甘み。私が知る限り上等な肉というのは、牛であろうが豚であろうが脂身が旨いのだ。
そんな上等で大きなチャーシューが4枚も乗っている。それで1杯1,000円とは、お手頃な価格であると言えるだろう。さらにサイドメニューとして一緒にオーダーしたねぎ飯(小)も、負けず劣らず旨いのだ。
ねぎと刻みチャーシューが調和し口の中で奏でる美味の演奏。これはねぎ飯とかチャーシュー丼などと呼ばれ、各地のお店で見かけるメニューですが、これは私が知る限りトップ争いを繰り広げる実力者。これはもう、いつかまた食いに来なくてはなりません。
適当に入ったお店で旨いものに巡り会う、これこそドラめしの醍醐味。下調べをして旨い店を探すのも悪くありませんが、行き当たりばったりも楽しいものです。
【訪問日】2024年10月20日(日)
【値段】黄金こめ豚のチャーシュー麺:1,000円(税込)
【値段】ねぎ飯(小):300円(税込)