1/12とかなりのビッグスケール、メーカー公表で全長360mm、全幅168mm、全高93mmとのこと。比較対象として500円玉を置いてみると、その大きさが良く分かるかと思います。
重さに関しては、想像していたより軽量。ボディはABS樹脂製、ありていに言えばプラスチック製で、サスアームやアンダーパネルなどの一部にしかダイキャストが使われていません。
こういう理由から重量感の演出はありつつも、比較的軽量にできたことは評価したいと思います。なにせ重たいダイキャストモデルは、長期間飾っておくとタイヤに負担がかかって変形してしまうので、これなら安心・・・・できるかな?
オイルパンやミッション、サスアーム等も精密に再現。ブレーキローターはきちんとベンチレーテッドになっていますし、ホイールも実車と同じようにセンターロックです。
あえて残念な点をあげるとすれば、フレームを固定してるネジが丸見えなことでしょうか。模型ではありがちなことですが、タミヤの技術力をもってすれば隠すこともできたように思います。
最近の車ではめっきり見なくなった、リトラクタブルヘッドライト。当然のごとく開閉できる訳ですが、フロントバンパーにあるフォグランプがそのスイッチになっています。フォグランプを指で押すと、バネが仕込まれてるのか勢いよくヘッドライトが開きます。
個人的にリトラクタブルライトが閉じた状態は好きですが、開いた状態はあまり好きではなかったりします。きっと二度とヘッドライトは開けないでしょう。なんか正面から見るとカエルみたいで・・・。
エンジンルームに収められたV8ツインターボエンジン、V型8気筒の各バンクに繋がる、本当に冷えるのか怪しい配置のインタークーラー。
リアビューからはデフやアーム類が確認できます。実はこの288GTOの一番好きなポイントが、このデフが見えるリアビュー。
なんて言うか、カッコ良くないですか?私はとてもカッコ良く思っていて、大好きなアングルの一つです。
車内に目をやると、ダッシュボードは単なるプラスチックではなく、スウェード調になっているようです。模型なのでフェルトかなんかでしょうが、実車はスウェード・・・・なのかな?よく分かりませんが、リアルな気がするので良しとします。
最後に私が最も288GTOがカッコ良く見えると思うアングルで一枚。いやぁ、惚れ惚れするほどカッコ良い、いや美しいと言っても過言ではない。世の中に素晴らしい車は数あれど、これ程カッコ良いと思える車は他に知りません。自動車史に残る名車であることは、間違いないでしょう。
実車は所有することはおろか、お目にかかることさえ難しい288GTO。公道で見かけたことなど一度もなくて当然、日本国内に存在するのは1台とも2台とも言われています。そんな超希少車でも、模型であれば誰でも手にすることができます。
【スケール】1/12 セミアッセンブルモデル
【購入価格】43,800円(税込)