猛暑から逃れたくて会津高原を目指したは良いが・・・

BMW G20 320d

BMW G20 320d

関東甲信は6月末という異例の速さで梅雨明けとなりましたが、会津高原を目指したこのときはまだでした。しかしすでに真夏のような耐えがたい暑さで、なんとか逃げ出せないか画策し、会津高原へとドライブすることに。

東北自動車道 那須高原スマートICから流出し、県道344号⇒県道290号⇒国道289号と結び目指すは会津高原。甲子峠を貫く長大な甲子トンネルを抜けた先、「道の駅 しもごう」にて最初の休憩。ここは那須高原よりも更に標高が高いはずなので、きっと涼しいのだろうと期待していたのですが、ものの見事に裏切られました。

ムシムシと凄まじい湿度と強烈な直射日光、おかしい・・・高いところへ来れば涼しいと思ったのに・・・。それでも天気には恵まれたと言えるでしょう。気温と湿度はともかく、この晴天の下をBMWでドライブするのはとても気持ちのいいこと。

正確な標高は把握していませんが、これから向かう会津高原はここと大差ないはず。ここへきて暑さから逃げ切ることは難しいと、覚悟を決めるしかなさそう。

天気に恵まれたのだから、暑いのは我慢すべし。

BMW G20 320d

下郷を抜け国道121号を東へ向かうと、すぐそこは南会津町。会津高原とは、この南会津町一帯を指しているらしい。時々ドライブに来るのですが、いつ来ても景色がとても良く何度来ても飽きません。

さて、本日のドラ飯は「道の駅 尾瀬檜枝岐」にしようと考えていたのですが、時計を見ると到着が昼過ぎになりそう。基本的に混雑が嫌いな私は、開店時間に入店するのが常。食事処にピークの時間に入るなどもってのほか。あり得ない。

ルート上にある「道の駅 番屋」が時間的にちょうど良さそう。できることなら初めての店を試したかったのですが、やむを得ない。目的地変更。

国道121号を南へ下り国道352号へ分岐すると、先ほどまで列をなしていたクルマはすべて国道121号へ行ってしまい、ここから先はBMWの独走。

雄大な自然の中を貫く国道352号、いつ来ても交通量がほぼゼロで快走できるお勧めルート。ここまでの快走路なら、ドライビング・パフォーマンス・コントロールをスポーツモードにしない手はありません。これでBMWは更に元気よく走ってくれます。

スポーツモードにチェンジしたBMWは、灼熱の太陽の下を爆走。途中のちょっとした峠越えがとてつもなく楽しい。隘路になるわけでもなく、タイトなコーナーがあるわけでもなく、適度なコーナーと適度なヒルクライムはBMWをドライブする楽しさを再認識させてくれるのです。

楽しい時間は短く感じるもので、あっという間に「道の駅 番屋」に到着です。

道の駅番屋 たていわ蕎麦
行者ニンニク餃子

ここ「道の駅 番屋」はとにかく蕎麦が旨い。そして餃子と合わせるのが最高なのです。あまりに腹が減っていて慌てたせいか、上手く写真が撮れなかったので上の画像は以前のもの。でも見た目も味も何も変わっていませんでした。

蕎麦が好きなら食ってみろ、旨いから。

蕎麦が好きで方々で食べていますが、ここの蕎麦はかなり旨い方です。自信を持ってお勧めできますよ。

ドラ飯は予定変更となりましたが、このまま「道の駅 尾瀬檜枝岐」まで行くことに。「道の駅 番屋」からは、国道352号をトレースすれば簡単なのですが、そんな面白みのないルートを行くはずもなく。この近くには知る人ぞ知る山岳ハイウェイ、大規模林道 飯豊・檜枝岐線が走っています。

今まで何度か走った大規模林道 飯豊・檜枝岐線はほぼ交通量がなく、まともにクルマとすれ違うことがありません。それなのに全線舗装された2車線のワインディングとくれば、BMWのドライバーとしては避けては通れないのです。またこの道は冬期通行止めの期間も長く、5月の連休でも通れなかったりします。

しかしさすがに6月も下旬となれば冬期通行止めなどということはなく、普通に通行することができます。それでも周辺の山の頂には残雪が確認できるので、やはり雪深い地域なのだと再認識。それならもう少し涼しくてもいいはずなのに、どうにも不快な暑さ。結局、暑さから逃れることはできないようです。

気のせいかも知れませんがこの大規模林道、以前より舗装が劣化しているような気がします。そう頻繁に走る訳ではないので記憶違いも否定できませんが、もっと路面状況は良かった気が・・・?

BMW G20 320d
水さやか

大規模林道を抜け少し走ったところに「道の駅 尾瀬檜枝岐」があります。檜枝岐村集落の入口近くにあるここは、それほど多くの人が居ないので静かな雰囲気です。本当はここでイワナを食おうと思っていたのですが、なかなか思い通りに事が運ばないですねぇ。もっともその上手くいかない事さえも、楽しんでいるんですけどね。

目の前を走る国道352号を挟んでスキー場があるのですが、そこになにやら銀色のシートが。良く見ると「真夏の雪まつり」なんて書いてあるじゃないですか。きっとシートの下には雪が保存されていて、真夏にコイツで雪まつりをするのでしょう。

真夏に雪まつりとは、粋な事をしますね。

嬉しいことに土産物売場を物色していて、私の好きな水ゼリー「水さやか」を発見。何年か前にどこかで偶然見つけて以来、すっかりお気に入りとなってしまったのですが、思いのほか売ってるところを見ないのです。黒蜜ソースとゆずソースの2種類があるのですが、黒蜜がお気に入り。

水さやかをGETし嬉しくなったところで再びBMWを走らせ、国道401号を北へ。国道は伊奈川に沿って北へと向かい、雄大な景色を楽しませてくれるのです。ここは会津高原を走る主要な国道のひとつで、このエリアとしては交通量があります。とは言っても数台のクルマを見かければいいほうで、混雑や渋滞などは無縁。

それほどの距離もなく「道の駅 きらら289」に到着。妻がコーヒーでも飲んで一休みしたいというので食堂へ。そこで初めて気が付いたのですが、「コーヒーぜんざい」なるものがあります。どんなもんかイマイチ想像ができませんが、ものは試しと挑戦。

食べてびっくり!旨いぞこれ!

クラッシュドコーヒーゼリーにクリームとぜんざい、程よい甘さが暑さにやられた身体を癒やしてくれます。積極的に甘いものを食べることはないのですが、疲れたときはやはり甘いものは特に旨く感じます。

この後、国道289号⇒国道400号と結び北へとBMWを走らせたのですが、あまりの暑さでクルマから降りるのが面倒くさくなってしまい、気が付くとひたすら爆走する始末。要は写真がないのです。

最後は「会津パールライン」を走り、新鶴スマートICから磐越自動車道に入り帰路につきました。終盤はひたすら快走路を爆走するだけで特筆すべきことはなかったのですが、とにかく暑い一日でした。会津高原というくらいなので、関東平野よりも涼しいと期待していたのですが、まったくの期待外れ。季節外れの猛暑でたまたまかも知れませんが、とにかく暑さで疲れました。

ニンニクの芽牛丼

帰りの道すがら、すき家で今年も登場した「ニンニクの芽牛丼」を味わいました。ニンニクの芽に刻みニンニクを和えたコイツはスタミナ抜群。暑さで受けたダメージも全回復。

その後は高速道をひた走り、自宅へと帰り着きました。

ドライブDATA
【実走日】2022年06月25日(土)
【走行距離】728.5㎞
【ドラ飯】蕎麦と行者にんにく餃子(道の駅 番屋
【ドラ飯】コーヒーぜんざい(道の駅 きらら289)
【ドラ飯】ニンニクの芽牛丼(すき家)