GW日本海ツーリング【1】鶏ちゃんが食いてぇ

ついに来た来たやっと来た！5月の大型連休、その名もゴールデンウィークが。数年ぶりになんの制限もない連休、個人的にはコロナなんぞそれほど気にず行動してましたが、さすがに今回は世間様も民族大移動になりそうな予感。

下り線の渋滞は5月3日がピークとの予想も出ているので、それを避けるため2日の夜に出発します。それでも多少の渋滞は覚悟していましたが、深夜にもかかわらず想像以上の渋滞がすでに始まっています。

みんなもっとゆっくり出てこいよ・・・

すでに渋滞している深夜の中央道も、笹子トンネルを抜ける頃には順調な流れ。時計の針も日付が変わろうとしているので、釈迦堂PAにて睡眠をとることにします。

翌朝、早朝の釈迦堂PAを飛び出し本線に合流。クルーズコントロールをセットし、伊那ICまでほぼクルマ任せのドライブです。このクルーズコントロールは本当に便利なもので、車間距離保持と車線キープを自動で行ってくれるため、特に高速道をでの移動が格段に楽ができるのです。

中央道伊那ICで高速道とサヨナラし、国道361号権兵衛トンネルを抜けるルートで飛騨高山エリアを目指すBMW。関東から日本海を目指す場合、高速道路で一気に移動するのがアタリマエなのでしょうが、それはあまりにツマラナイ。なにせ飛騨高山は私の大好きなエリア、可能な限り走りたいのです。

今回の旅は富山とか新潟あたりの日本海側を、ちょいとドライブしようと考えています。まずは富山県を目指すので、せっかくならと飛騨エリアをかすめてやろうと考えた次第。

飛騨へと向かう国道361号は、すでに何度も走っている慣れたルート。飛騨高山エリアへ向かうときは、必ずと言っていいほど走るのですが、何度走っても飽きることがありません。なにせ山に囲まれた適度なワインディング、センターラインのある十分な道幅、それでいて大型連休でも交通量が非常に少ないとくれば、気に入らない訳がないのです。

ただし開田高原のあたりで九蔵峠というちょいと道幅が狭くなるところがあるので、そこだけは迂回します。道幅が狭いうえに見通しも良くないので、神経を使うだけで楽しくないのです。ただ、途中に御岳山がよく見える展望台があるので、一度くらいは行ってみる価値はあるかと思います。ただまぁ、迂回路からも御岳山は見ますけどね。

いい加減に腹も減ってきたところ。お昼はなにを食べようかと考え・・・る必要はない！食いたいものはすでに決まっています。かつては飛騨と言えば「飛騨牛！飛騨牛！」とナントカの一つ覚えでしたが、最近は「鶏ちゃん」にドハマリしてる俺。今回は道の駅ひだ朝日村で鶏ちゃんを食うと決めているのだ！

道の駅ではすでに食堂が営業中。時間はまだ午前11時。他の客の姿はない。入らない理由はない。いざ入店！

適当な席に座り迷うことなくオーダーするのは、鶏ちゃん焼き定食。暫し待ち提供された鶏ちゃん焼き定食は、アツアツの鉄板の上でジュージューと旨そうな音色を奏で、食欲を刺激する香りを放っています。がしかし、何かが違う・・？

ニンニクの臭いがしねぇ！

俺の大好きな鶏ちゃんは、暴力的なまでにニンニクの匂いをまき散らしていたはず。どうやらコイツはニンニクが入ってねぇらしい。だからと言って、がっかりするのはまだ早ぇ。食ってみなけりゃ分からねぇ。

・・・旨い、確かに旨い。しかし物足りない。やはりニンニクが効いていないと、何かが足りない気がします。ここでコイツを始めて食ったなら不満はなかったのでしょうが、やはりどうにも満足できない。

そうなると、ニンニクの効いた鶏ちゃんが食いたくなるが、それはまたの機会にするしかありません。

山に囲まれた飛騨エリアから日本海を目指すには、一気に北上しなければなりません。道の駅ひだ朝日村から北へ向かい、飛騨農園街道を爆走。ほとんどのクルマは国道を行ってしまうので、この先はほぼ無人。いつ来てもこの調子なのでドライブコースとしてオススメなのですが、景色を見るためにクルマを停める場所が全然ないのが玉にきず。

飛騨農園街道を楽しく駆け抜けたあとは、おとなしく国道の流れに乗って日本海側を目指すことに。国道41号で富山方面を目指すのが基本ですが、国道360号でショートカット。こちらのルートは単に交通量が少ないのもありますが、ところどころ狭い場所があるため、それを嫌ってかトラックがほとんど走っていないのです。その結果、素晴らしい景色の中を快適にドライブすることができるので、個人的に好きなルートです。