GW日本海ツーリングの2日目。午前6時という早朝にチェックアウトし、ホテル近くのスタンドで給油。我が愛車 BMW 320d はディーゼルエンジンであるがゆえ、非常に燃費が良い。そのため給油などしなくてもまだまだ走れるのですが、どうにも燃料が減って軽くなったときの挙動が気に入らないのです。クルマにとって軽さは武器になるはずですが、時と場合によるということか。
本日最初の目的地は「道の駅 氷見漁港場外市場 ひみ番屋街」という長い名前の道の駅。面倒なので「道の駅 ひみ番屋街」と略しちゃいます。混雑を予想して早い時間に到着したのですが、駐車場がえらいことになっています。右も左もキャンピングカーだらけ。どうやらここで夜を過ごしたキャンパーがたくさんいるようです。
氷見漁港場外市場と銘打っているだけあり、海産物の販売が非常に盛ん。また海鮮丼や寿司なども食えるとあっては、人が集まらないわけがありません。漁港近くで海の幸を食わないなど、あってはなりません。
実は寿司でも食おうかと考えていたのですが、開店までまだ1時間はあるというのにすでに行列ができているではないですか。氷見前寿司とやらを食ってみたかったのですが、とても付き合いきれません。やむをえず今回は泣く泣くパス。その代わりと言っては何ですが、ブリとのどぐろを購入しクール便で自宅まで送ってもらいます。
それにしても便利な世の中ですねぇ、クール便を使えば遠方でも冷凍品を購入することができるなんて。宅配便のドライバーさんに感謝せねば。ちなみに購入したぶり&のどぐろ、後日自宅で食べたところ超が付くほど旨かった。そこらへんのスーパーで買える代物ではありません。
氷見前寿司に後ろ髪引かれる思いで道の駅を出発し、国道160号線を海岸に沿って北上。平行するように能越自動車道が延びているため、こちらの交通量は非常に少ない。そのおかげで海を眺めながら、ゆっくりとドライブを楽しむことができます。
ときどきBMWから降りてみると、暑くもなく寒くもないちょうど良い気温で清々しい。海から吹いてくる風がまた、気持ちいいのなんのって。特になにをするでもないのですが、海っぺりで静かな時間を過ごすのは贅沢な気がします。
海からの風をその身に受けゆるりとした時間を過ごしていると、クルマやオートバイが通過していきますが、皆さんゆっくり走っているようです。たまにはかっ飛ばすヤツがいても不思議ではない気がしますが、やはり景色が良いとのんびり走りたいのでしょうか。
しかし海風に当たりすぎたせいか、なんだか口の中が塩っぱくなってしまいました。このままでは塩分過多で血圧が上がりかねないので、再び走り出します。そして暫く走ると見えてきたのが、道の駅いおり。
道の駅いおりは海水浴場の駐車場をそのまま道の駅にしたんじゃないかってくらい、小さな道の駅。その駐車場の片隅から、なにやら旨そうな香ばしい匂いが漂ってくるではないですか。まるでダイソンのような抗うことのできない強烈な吸引力に引かれた先では、海と言えば定番のイカを焼いています。
これはもう食わないという選択肢はありません。ちなみに焼いていたのは漁師さんだそうで、このイカは今朝取れたんだとか。そんな新鮮なイカが旨くないわけがない。食ってみると身も皮も柔らかくて、そのへんのスーパーで売ってるものとは大違い。軽く七味唐辛子をまぶすと旨さ倍増。
あまりの旨さにもう一つ買っちゃいました。おかわりまでしたのですが、ほんとうに旨くて無限に食えそうなくらい。こんに旨いのが食えるのは漁師さんのおかげ、感謝しなくてはいけませんな。
さて、めっちゃ旨いイカ焼きを堪能したところで、北上するのはここまで。今夜の宿は新潟県新発田市にとってあるので、そちらへ向かわないと間に合わない時間です。きびすを返し北陸自動車道を目指してBMWを走らせます。
北陸道へ乗るまでもちょっとウロウロとドライブをしたのですが、写真を撮るのを忘れてました。よって割愛。
あとはもう北陸道をぶっ飛ばし、ホテルへと向かうだけ。まだまだ日が高い時間ですが、なにせ早朝から行動しているのでもう充分です。早朝から行動し早めにチェックイン、夜は充分に休みまた早朝から行動する。これが私のパターンなのです。
今夜もゆっくりと体を休めるとしましょう。
【走行距離】***.*km
【ドラめし】イカ焼き(道の駅 いおり)