2022年GWツーリング4日目。明日は渋滞を避けるため朝一番で自宅へ帰る予定なので、本日が事実上の最終日であると同時に連休谷間の平日。そのため宿泊した琵琶湖近くのホテルは、他の宿泊客がほとんどいなかったようで静かでした。
朝食の時間は午前7時、予約制で指定された時間に会場へ行くと、3組分の食事しか用意されていません。やはり宿泊客は少ないと見えます。シンプルな和食が嬉しいホテルの朝食を平らげ、いざ出発。
せっかく琵琶湖の近くにいるのだから、日本最大の湖を無視するわけにはいきません。湖畔に沿って県道333号⇒県道54号とBMWを走らせます。いつものことかたまたまか、交通量がほぼゼロでクルマの姿など無きに等しい状況。見通しの良いロングストレートは、アクセルを踏み込みたくなる衝動に駆られますが、そこは自重するのが大人というもの。
湖畔の駐車場にBMWを停めて降りると、そこは静かなもので聞こえてくるのは波の音だけ。都会の喧噪を忘れ心を落ち着ける、なんとも大人な休日ではありませんか。湖畔には駐車場やキャンプ場らしきものが点在し、人の影が見え隠れしています。皆さんそれぞれ大人の休日を満喫しているのでしょうか。
国道161号を北へと走り「道の駅 マキノ追坂峠」を過ぎたところで、県道287号へと左折。この先はマキノ高原へと続いていて、そこには街路樹100景のひとつに数えられる並木道があるのです。数年前にも来たことがあるのですが、妻が良く覚えていないと言うので再び向かうことに。
前回は時間の都合上BMWで駆け抜けただけでしたが、今回は余裕があるので少しばかり徒歩で散策してみることに。メタセコイア並木の途中にある、マキノピックランドの駐車場にBMWを滑り込ませます。この駐車場は無料で利用でき、この時の時間は午前10時頃でしたが、かなりのクルマが停まっています。
連休の谷間とは言え平日であることを考えると、休日は大混雑することは想像に難くありません。この美しいメタセコイア並木が駐車待ちの渋滞なんてしてようものなら、せっかくの景観がブチ壊しになってしまいます。やはりこういう場所へは早い時間に来るのが正解と思うので、行かれる方は朝一番をお勧めします。
素晴らしいメタセコイア並木で心洗われたあと、国道303号を東へ向かい国道8号を折れたところに「道の駅 塩津海道あぢかまの里」があります。そろそろ腹も減って来たので、このあたりで何か食っておこうと道の駅へとピットイン。
この道の駅、なんだか見覚えがある気がします。記憶が曖昧ですが、おそらく以前も立ち寄っているのでしょう。そんなことより、空腹を満たすためフードコートへと一目散。メニューに素早く目を通し、本日のおすすめである鯖寿司とうどんのセットに決定。
私の1食としては少々量が少なめな気がしますが、あまりガッツリいくと眠くなるかも知れないので、この程度が良かったりします。そう、食後はどうしても眠くなってしまうタチなのです。
んで、食ってみると期待以上の旨さ。鯖の寿司は関東と変わらないと思いますが、うどんは関西風の薄味。あまり食べ慣れない関西風のうどんですが、意外とお気に入りになりそうな予感。
長浜の市街地を抜けて向かうは国道303号。前方を走る大型トラックがいつまでたっても同じルートで走るので、まさかこのまま山の中まで一緒か?と不安になりましたが、山に入る直前で右折してくれたので安堵。ここから先、国道303号は市街地を離れ人の気配がない山中へと突入。
一気に交通量がゼロになり、先行するクルマも後続車もなし。なんということでしょう、晴れ渡る青空と緑まぶしい山々を貫く2車線国道、タイトなコーナーもなくハイアベレージなこの道を独り占め。まさにこれこそ駆け抜ける喜び!
県境の八草峠は長大なトンネルが貫いていて、いとも容易く通過し岐阜県へ。地図上ではトンネルの上にかつての国道と思われる道が確認できるのですが、残念ながらすでに進入することは叶いません。どうやらすでに廃道状態のよう。
静かな集落の中、「道の駅 夜叉ヶ池の里さかうち」を見つけピットイン。それほど大きくない道の駅、やはり交通量の少ない国道に面しているだけあって駐車場もガラガラ。お土産売り場を覗いても特にこれといったものはなく、小休止のみで道の駅を後にします。
先ほどの「道の駅 夜叉ヶ池さかうち」から少し走ったところにある、「道の駅 星のふる里ふじはし」にまたもやピットイン。ここはかなり大きな道の駅で、駐車場もかなり広くそれなりのクルマが停まっていて賑やか。どうやらここには温泉施設も併設されているようで、賑やかなのも納得です。
土産物を物色がてら店内をフラフラしていると、豆乳ソフトクリームなるものが目に止まりました。いや、まぁ私はどうでもいいのですが、妻がこの手のものが好きなもので・・・。
そんなこんなでもういい時間。いつものことながら、ここから先はカーナビの誘導&高速道路で一気に移動し、ホテルで体を休めます。そして翌日、朝一番でチェックアウトし午前中には自宅へと帰り着きました。
これで2022年GWツーリングの全行程が終了と相成りました。走行距離は1625.4km、事故や違反などでお巡りさんのお世話になることもなく、あるいはトラブルに遭うこともなく最初から最後まで楽しいツーリングでした。
さぁ、次はどこへ行こうか。